右手のセラピスト

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今日、病院のリハビリがあった。
例によってOT、PTの40分ずつ。

先ずはOTの上肢・体幹を診てもらうのだが、いつものようにベッドに座った状態で、手をどこまで上がるのか挙げさせられる。

このセラピストは手に関して物凄くデリケートなアプローチをする人で、1年以上担当して貰っているが、去年手袋をして右手を庇っているのを見て「手、大事にしてくれてるんですね。ありがとうございます」と、まるで自分事の様に、手の事となったら違うようだ。

少ししか上がらない手を見せたあと、上がらない手にうんざりしていたので、ぶらぶらの手をセラピストさんに放り投げてやった。2回。

「全然上がらない」と人事のように言った私に
「優しくしないと・・・」と、なんだか悲しそうである。

手が握り拳の時に冗談で「この手をこうやってこうやって無理やり開けたら・・・」と前に聞いたら、話が終わらないうちに「アカン!」と、自分の信念が許さないのか、〇〇法のような乱暴に見える手へのアプローチはダメだそうだ。

今日も体幹や腕・手の筋肉が現状維持出来るように揉みほぐして、残り半分の時間を机を使った手へのリハビリで終わる。

背中の痺れは退院した時に治り、慢性している亜脱臼を治し腕を振って歩行に参加させたいのが自分的な希望だが、進展は少ない。

担当のセラピストさんの様に、自分の手をなでなでしている毎日だ。