SHOES

SHOES

足に麻痺がある患者の、先ず探す物といえば「靴」。

いきなり訳も分からず救急で倒れ、急性期病院はスリッパで過ごし、回復期病院へ転院して敷地内にあった介護用品店で入院初日、看護師さんに靴を選んで貰いました。

本当は凄く嫌だった。前をマジックテープで留める、スリッパの様な介護靴。しかも、麻痺した右足は回復期に移ったこの頃でも異常に血行が悪いので浮腫んでおり、普通のサイズより1~2サイズ大きい物を履かなければならなかった。靴の名前が「歩み」とかで介護靴以外の何ものでもない、ダサくて死んでも履きたくないセンスの靴だ。

おまけに高かったのを覚えている。介護用品は、高い。

この靴は3ヶ月程で卒業となり、回復期でも本格的に歩くトレーニングを始めたので、介護靴でもスニーカータイプを選んだ。
左右サイズ違いの靴で、右は装具を付けるので1~2サイズ大きめの、相変わらず健常者には見えない、妙に右だけが大きい歪なスタイルだ。

その靴でしばらく過ごした後、1~2サイズ大きい靴を履かなくても通常のサイズでも履ける(運動靴のみ)装具に変えたので、漸く足元の歪さはなくなった。

そしてその靴で頑張ること1年。靴がオシャカに・・・

逆に靴がオシャカになるくらい歩けていると言うことで、これは大変喜ばしいことです。

今までの靴は介護靴ですが、普通のスニーカーも買いました。

マジックテープで留めるタイプ、「ベルクロ」で検索すると様々な靴があり、片麻痺でもお洒落が楽しめそうなので、当分はこのタイプの靴を選ぼうと思います。

因みに、毎日ウォーキングで少しずつ少しずつすり減らし、履き潰した靴。俺に勲章。ご苦労さん。

右半身を引きずりながら歩いているせいか、左右の消耗度が右の踵が大きくすり減ってます。元の足癖はO脚というのもありますが。
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これぐらいの寒さだと、未だ神戸は外で歩けます。
底冷えする日が来るまで、まだまだガシガシ歩きますぞ。DSC03132

 

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