現代の音楽を楽しむ環境とメディアについて
「音楽をPCで聴く」というのが当たり前になって、いつの間にか良い音で再生して聴くというのがなくなってしまった気がする。
昔は音を楽しむシステムに随分とお金を掛ける贅沢な時代だったのか、今の音楽を聴くスタイルがチープになってしまったのか分からない。
男が趣味で持つ家財道具の一つにステレオがあった。
レコードを聴くプレーヤー、メーカーによって癖の違うアンプ、それを再生する大きなウーファーとミッドバスとツイーターが1セットになったこれまたでかいスピーカー、押し入れを占領してしまうぐらいの大きさだった。
良い音で音楽を楽しみたいということに積極的だったのか、娯楽が今ほど限られていたのか、記録された音楽をいかに再生して家でゆっくり楽しみたいというのは昔のほうが長けていたと思う。
少し前に人の話を立ち聞きした内容が
「趣味は音楽で、家で大きな画面で(何サイズか忘れた。37型だったか・・・)YouTubeをウーファーをかけて聴くんが娯楽ですわ」
と豪語していた話に違和感を感じた。
通っぽく話してる割に「音質がYouTubeのmp3で満足出来てるんかい!」と突っ込みたくなったが、そこは人それぞれ。
音はmp3でもOK、動画はヨウツベ画質で全然問題なし!という、何でもこだわりたくなる世代の自分としては許されないものがあった。
昔はレコード針のタイプの違うMC型とMM型から始まり、アンプはクラッシックを聴く高価なものから、軽めの音楽を聴くタイプのものかを決め、スピーカーに至っては粘りのある低音のものや、タイトに締まって聞こえるものや千差万別のなかから選ぶ、まさに「究極こだわりの電化製品」の一つでした。
今は聴ければなんでも良いんですね。音質がどうのこうのよりも。
昔よりも音やそれを取り巻く技術は進化している筈なのに、皆が聴く音は良くなったとは思わない。
昔は神戸でも星電社という電気屋さんで、ちゃんとした防音室でスピーカーの聴き比べをさせてくれる試聴室が設けられていて、よく足しげに通ったのを覚えています。
今はそんな設備を設けた電気屋さんは無いと聞きます。
やはり昔は贅沢な時代だったんですかね。
一家に一台あったステレオ・・・
今日はショートコラムのような記事にお付き合い頂きありがとうございました(=^・^=)。
ホントはこの話に続きがあるんですが、その話は又次の機会に。
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