名前がまだ無い装具

名前がまだ無い装具

今回の記事の内容は『装具』

ツイッターの呟きを載せながら書いていきます。先ず型を取りました。

この製品にはまだ商品名がありません。画像、これは本仕上げではなく、石膏で型を取って作った、仮の試作品が出来上がった時の呟きです。

そして2週間後、完成しました。

このようなフォルムです。

内側の柄がカワイイ♪
足底と横をプラスチックで固定しているので安定感は(大)です

見た目はこんな感じです。支柱のカーボンは足の裏にもあるカーボンと繋がっており、背屈時に足の指から指4、5本分後ろの部分を踏み込むと、そこの膨らんだカーボンが体重で押されて、ふくらはぎのカーボンを前に曲げます。歩容では簡単に言うと「歩きに膝が使えている」状態になります。ぶん回しもなくなります。

ただ、他の装具と比べると一長一短があり、名前を出して例を挙げると、ゲイトソリューションは背屈フリーで、坂道などの勾配のある斜面でも膝がしっかりして脚力があれば楽に歩行できる。しかし、膝をうまく使える回復が必要。それとは対照的に踵が固定されているプラスチック製短下肢装具は、斜面は歩きにくいが膝の保持力が有り、重い下肢障害でも長距離の歩行も可能。
両方になんとなく対応しているのがRAPS?
RAPSは試履したことはありますが、長期使用していないので、個人的感想は述べることはできません。

ここで各社から出ている種類の異なる装具について、違いがわかるブログを見つけたので、無断ですがリンクを貼りました。

【脳出血片麻痺の歩行リハビリ】短下肢装具の種類や値段は? | 脳卒中に関する悩みを解決するブログ https://a-stroke-of-luck.com/brace-gait-nedan-341

私のことですが、温泉用に使用しているオルトップを合わせて、今まで履いてきた装具は4種類目になります。

片麻痺で歩行困難な下肢障害者にとって装具は「命」です。生業だった設計にとって「CAD」は命だったように、脳卒中サバイバーにとって装具は「命」です。

これが無いと歩けません。大事な生活道具です。

本来なら補助具に頼らないでいきたいですが、ほぼ毎日リハビリを行い、下に降りるエスカレーターを上に登り続けるように、現状を維持しています。元のように美しく歩きたいし、横断歩道も信号が変わりかける前に渡りきりたいですwww。

取り敢えず僕が右側の足に履いてる物を新調しました。

 

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