片麻痺は有名人でも襲う
つい先日、リハビリ本が読みたくなって、西城秀樹の
「ありのままに」を読みました。
リハビリのトレーニングの解説本や、脳卒中・脳梗塞・脳出血の病気の知識の本は頭と眼が疲れるので、そうでない物語形式な本。
ちょうど自分のリハビリに向けるモチベーションを上げたかったし、
書き物のトレーニングというか、病気を患った後の僕の文章力は極端に下がり、読んで頂くには自信のないものに感じていました。
文章とは頭で考えたことばを、そのまますらすらと文字に直していく作業ですが、まず失語症の影響で物の名前が出てこないため、回りくどい話し方になっていました。それがそのまま文になってしまっていたので、読みやすく文章の正しい使い方を真似るように、小説などで文章の再トレーニング再学習をしたかったし、次に困っていたのは右手で書けなくなったので、左手で文を綴る。これが右手で書いていた頃より時間がかかりすぎて、書いているうちに浮かんでいたフレーズが遅く繰り返されるので、流れるような文にならない。詩的な文章で心に残るくだりの書き方が好きだったので、ひとつも自分の文章にならないこの「文字の羅列」が、気に入らなかったのです。
こうやってブログを書きながら思うこと。このブログをリハビリの一環で書いているのですが、慣れない左手の執筆も少しはマシになっていることをを祈ります。
さて、今日の本題は西城秀樹さんですが、芸能人の方でも片麻痺の方はよくお見受けするようになりました。
少し前だと長嶋茂雄さん。ラクナ梗塞という脳梗塞で倒れましたが、最近はゴルフを見に行っている姿もメディアで見かけるようになり、懸命なリハビリをされてここまで回復されたのは有名です。
因みに僕の後遺症は長嶋茂雄さんとほとんど同じタイプです。
最近はコメディアンの桜 金造さん。左麻痺でテレビ「徹子の部屋」に出ていました。
そして西城秀樹さん。僕は回復期病院で入院中、しがない大部屋のベットの足元にあったテレビに偶然映し出された”24時間テレビ愛は地球を救う”に脳梗塞から復帰して、ヤングマンを歌う。今でもよく憶えています。大スターが脳梗塞???自分のことながら驚きました。
しかも同じ片麻痺で入院しているベッドで、それを見るとは・・・。
右片麻痺のその体は今にもこけそうで、自分が同じ後遺症だから手に取るように分かりました。2012年の8月です。
あれから2年経ってこの24時間テレビのことを書いた著書を読みましたが、内容はこうです。
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2度目の脳梗塞発症
後ろ向きな自分との葛藤 (精神的なショックを赤裸々と・・・)
家族の負担
容認と感謝
結婚や家族の幸せ、自伝みたいな話
最後はリハビリ。皆が経験して共感すること。
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ものすごくざっくばらんに言うと、僕的にこう解釈します(笑)
しかし読みやすかった。
眼が疲れるので僕の読書は時間が掛かりますが、一気にいきました。
大昔、新御三家として活躍した郷ひろみ、野口五郎、西城秀樹さん達。
寺内貫太郎一家というテレビ番組が懐かしいですなあ。
「情熱の嵐」「傷だらけのローラ」「ブーメランストリート」「ブルースカイブルー」「YOUNG MAN (Y.M.C.A.)」
昔のアイドルも普通に脳梗塞のような大病を患うし、高年齢化で昔のビックスターも介護用品のプロデュースをする時代が来るかもしれないし、例えばですが、大体ジャニーズだとピンからキリまで年幅はいくつなんだろうと考えてしまいました。全員揃って特番やれば盛り上がるのに
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